書き方
どこでもんじょで文書を書くためのガイドです。前半はアプリの基本操作、後半は原稿の書き方(Markdown 記法)を説明します。
記法の相談や原稿づくりには、専用の AI アシスタント どこでもんじょ使い方(ChatGPT) もご利用いただけます。
AI・検索器・変換器から参照する場合は、曖昧さを減らして構文と効果を整理した原稿仕様書をご利用ください。
はじめに
どこでもんじょの原稿は Markdown 形式で書きます。一般的な Markdown に加え、組版のための 独自命令 が使えます。ここではその記法を仕様書のようにまとめます。
記法の対応表(早見)
| やりたいこと | 記法 |
|---|---|
| 改ページ | <!-- 改頁 --> |
| 二段組に切り替え | <!-- 改頁 --> と <!-- 紙面: 段組=2 --> |
| 組方向を途中で切替 | <!-- 紙面: 方向=縦 -->(縦 は試験中) |
| ページ末寄せレイアウト | <!-- 伸行 --> |
| 字下げ変更 | <!-- 段落字下げ:0em --> |
| 様式を範囲指定 | <!-- 類:ゴシック --> … <!-- /類:ゴシック --> |
| 脚注 | ^[脚注本文] |
| 後注 | [^id] と [^id]: 本文 |
| 索引登録 | [[かな@語|表示]] |
| ルビ | <ruby>漢<rt>かん</rt></ruby> |
| 図の浮き配置 | <!-- 浮 --> … <!-- /浮 --> |
| 図版の純粋回り込み | <!-- 回込 --> … <!-- /回込 --> |
| 割り注 | <!-- 割注:入 --> … <!-- 割注:切 --> の間の (…) |
| URL自動認識 | <!-- 超連結自動認識:入 --> … <!-- 超連結自動認識:切 --> |
| 伸空 | <Fil></Fil> / <Fill></Fill> / <Filll></Filll> |
| 固定幅空き | <Skip em="1"></Skip> |
| 目次 | <div class="目次"/> |
| 判型指定 | フロントマター 紙: B5 |
| 外部画像 | 許可ホストの URL、または一時品タブのファイル名 |
| SVG をベクタで埋め込む | R2 等で変換されない配信先を使う |
標準 Markdown 記法
どこでもんじょは CommonMark 系の Markdown を礎にしています。まずは標準的な記法を覚えましょう。
見出し
行頭に # を付けます。# の数がレベル(1〜6)です。
# 第1章
## 第1節
### 第1項
段落
空行で段落を区切ります。1行だけの改行は、通常は同じ段落内の折り返しとして扱われます。
強調
| 記法 | 意味 |
|---|---|
*強調* |
ゴシック体など |
**より強調** |
太いゴシック体など |
***もっと強調*** |
より太いゴシック体など |
~~打ち消し~~ |
打ち消し線 |
行内コード
バッククォートで囲みます。
`*強調*` のようにそのまま表示できます。
リンク
[表示テキスト](https://example.com)
画像

外部画像
 の URL には、ローカルファイル名のほか 許可されたホスト の HTTPS リンクを書けます。許可外のホストは PDF に埋め込めず、問題バーに警告が出ます。
| ホスト | 備考 |
|---|---|
i.imgur.com |
|
i.ibb.co |
|
i.postimg.cc |
|
ik.imagekit.io |
SVG 利用時は後述の注意あり |
images.unsplash.com |
|
imagedelivery.net |
Cloudflare Images |
placehold.co |
プレースホルダー |
r2.dev / *.r2.dev |
Cloudflare R2 公開バケット |
res.cloudinary.com |
|
ucarecdn.com |
Uploadcare |
上記以外でも、次の方法なら画像を使えます。
- 一時品タブ … 原稿に添付した画像(
のようにファイル名だけを書く) - data URL … Base64 埋め込み(サイズ制限あり)
Cloudflare R2(*.r2.dev)
R2 の公開 URL は許可ホストに含まれます。原稿には通常の https://pub-….r2.dev/… を書いてください。アプリ側で /api/image-proxy?url=… に書き換えて取得します(CORS 回避と PDF 埋め込みのため)。原稿にプロキシ URL を直接書く必要はありません。
SVG と CDN の自動変換
どこでもんじょは SVG を ベクタのまま PDF に埋め込みます。一方、ImageKit などの CDN は .svg の URL でも配信時に WebP へ自動変換することがあります。拡張子は SVG なのに実体がラスタ画像だと、ベクタ埋め込みができず問題バーに警告が出ます。
対処の例:
- CDN 側で SVG の自動フォーマット変換を切る
- SVG は R2(
*.r2.dev)など変換されない配信先に置く - ベクタが不要なら PNG などラスタ形式で配信する
箇条書き
行頭を - または * で始めます。2スペースのインデントで入れ子にできます。
- りんご
- みかん
- 温州みかん
チェックリスト
- [x] 完了した項目
- [ ] 未完了の項目
引用
行頭に > を付けます。
> 結論を先に書き、根拠を後に置くと読みやすくなります。
コードブロック
3つのバッククォートで囲みます。言語名を書くとハイライト対象になります。
```js
console.log('Hello');
```
表
パイプ | とハイフン - で表を作ります。
| 見出し1 | 見出し2 |
|---|---|
| セルA | セルB |
水平線
--- だけの行で区切り線を入れます。
数式(LaTeX)
インライン数式は $...$、独立した行の数式は $...$ です。
アインシュタインの式は $E=mc^2$ です。
$
\int_{a}^{b} f(x)\,dx = F(b) - F(a)
$
フロントマター(文書設定)
原稿の先頭を --- で囲むと、フロントマターとして文書全体の組版設定を書けます。キーと値は キー: 値 の形です。
---
題: どこでもんじょ入門
方向: 横
紙: B5
段組: 1
目次深さ: 2
---
# 本文はここから
主な設定項目
| キー | 別名 | 説明 | 例 |
|---|---|---|---|
題 |
題名 |
文書の題名 | どこでもんじょ入門 |
紙 |
用紙, 判型 |
判型名または mm 寸法。判型名は向きを含まない | A4, B5, 182mm×257mm |
行送り方向 |
— | 行送りに当てる辺。長辺は行数が多く1行が短い | 長辺, 短辺 |
方向 |
— | 組方向。縦 は試験中(プレビューと PDF の骨格) |
横(縦 は試験中) |
文字サイズ |
— | 本文の文字サイズ(pt)。字数・本文幅と2つ指定で残りを導出 | 10.5 |
字数 |
— | 1行(1段)あたりの字数の目安 | 43 |
本文幅 |
— | 本文領域の幅(mm) | 148 |
行数 |
— | 1頁あたりの行数 | 36 |
段組 |
— | 段組数 | 1, 2 |
第1頁側 |
— | 物理1頁目を左頁/右頁のどちらに置くか | 右, 左 |
内余白 |
— | のど(綴じ側)の余白(mm) | 20 |
外余白 |
— | 小口側の余白(mm) | 16 |
左柱 |
— | 左頁の柱 | なし, 文書題, 章題, 節題 |
右柱 |
— | 右頁の柱 | なし, 文書題, 章題, 節題 |
ノンブル位置 |
— | ページ番号の位置。小口・のどは左右頁で反転 | 下中央, 下小口, 下のど, 上中央, 上小口, 上のど, なし |
目次深さ |
tocDepth |
目次に含める見出しの深さ | 2 |
h1番号様式 |
— | 章番号の書式 | 第{h1}章 |
h2番号様式 |
— | 節番号の書式 | {h1}-{h2} |
h3番号様式 |
— | 項番号の書式 | {h1}-{h2}.{h3} |
h1前 |
— | h1 見出しの直前へ毎回入れる命令 | 改頁 |
h1後 |
— | h1 見出しの直後へ毎回入れる命令 | 上浮抑制 |
段落間糊Pt |
— | 段落間の固定アキ(pt) | 0pt |
段落間糊PlusPt |
— | 段落間の伸び量(pt) | 1pt |
段落間糊MinusPt |
— | 段落間の縮み量(pt) | 0.5pt |
コードブロック前空きem |
— | コードブロック直前の空き | 0.5em |
コード文字サイズ倍率 |
— | コード(インライン・ブロック)の文字サイズ倍率 | 0.82 |
箇条字下げ |
箇条字下げEm |
箇条書き全体を本文左端から下げる量(em) | 0 |
分綴 |
— | ハイフネーション例外語 | ja-va-script type-script |
分綴言語規則 |
Hyphenopoly |
分綴言語 | la, en-us |
全角追加 |
— | 全角扱いにする文字 | — |
全角除外 |
— | 全角扱いから外す文字 | — |
二桁数一枡 |
— | 二桁数字を1枡にまとめる | 入 / 切 |
超連結認識プロトコル |
— | URL自動認識が入のとき、既定に加えて認識するスキーム名(カンマ/空白区切り) | ftp, smb |
番号様式の {h1} {h2} {h3} は、それぞれ章・節・項の連番に置き換わります。既定では 第1章 1-1 1-1.1 のような形式になります。
h1前 h1後 を使うと、章見出しごとに毎回書いていた命令をまとめて指定できます。たとえば h1前: 改頁/h1後: 上浮抑制 としておけば、各 h1 見出しの前後へ自動でその命令が入ります。「;」で区切って複数書けます(例: 伸行; 改頁)。見出しの前後に同じ種類の命令を直接書いた場合は、そちらが優先されます。特定の見出しだけ止めたいときは、その見出しの直前・直後に <!-- 見出し前=切 -->/<!-- 見出し後=切 --> を書きます。
HTML コメント命令
<!-- ... --> 形式の HTML コメントを、組版の命令として使えます。プレビューや PDF には出力されません。
HTML コメント命令一覧
| 命令 | 説明 |
|---|---|
<!-- 改頁 --> |
その位置で改頁する。<!-- pbr --> も同じ |
<!-- 紙面: 段組=2 字数=23 行数=36 --> |
段組・字数・行数・文字サイズ・本文幅・方向を途中から切り替える |
<!-- 伸行 --> |
残った行方向の空きを埋め、後続をページ末へ送る。伸行 は 伸行中 の別名 |
<!-- 伸行小 --> / <!-- 伸行中 --> / <!-- 伸行大 --> |
伸びる空きを小・中・大の強度で入れる(vfil / vfill / vfilll 相当) |
<!-- 上浮抑制 --> |
そのページ上部へのフロート配置を抑制する。<!-- suppressfloats --> も同じ |
<!-- 段落字下げ: 2em --> |
以降の段落の字下げ量を指定する。値なしで既定に戻す |
<!-- 段落ぶら下げ: 2マス --> |
以降の段落の2行目以降をぶら下げる。値なしで既定に戻す |
<!-- 見出し番号: 無 --> / <!-- 見出し番号: 有 --> |
見出し番号を一時停止・再開する |
<!-- 見出し前=切 --> / <!-- 見出し後=切 --> |
その h1 だけ、フロントマターの h1前 / h1後 を止める |
<!-- 類: 類名 --> … <!-- /類: 類名 --> |
範囲内に様式用の CSS クラスを付ける |
<!-- 組み方: 欧文 --> |
以降の段落の組み方を 欧文・和文・切・自動から指定する |
<!-- 分綴: hy-phen-ation --> … <!-- /分綴: hy-phen-ation --> |
範囲内で分綴の例外語を追加・除去する |
<!-- 分綴言語: en-us --> … <!-- /分綴言語: en-us --> |
範囲内で分綴言語を追加・除去する |
<!-- 浮 位置="htbp" --> … <!-- /浮 --> |
範囲内の図・表などをフロートにする。浮 の代わりに float も使える |
<!-- 回込 側="末" 幅="12字" --> … <!-- /回込 --> |
原稿位置の図または表の横へ本文を流す。浮きとは別 |
<!-- 割注:入 --> … <!-- 割注:切 --> |
範囲内の、全角普通文字だけの (…) を二行組(割り注)にする。対象外は通常組み。警告は出さない |
<!-- 超連結自動認識:入 --> … <!-- 超連結自動認識:切 --> |
範囲内の裸の通信プロトコル URL を行内コード化する。既定は切 |
各命令の値や使用例は、以下の説明と「ブロック単位の独自記法」を参照してください。
改頁
<!-- 改頁 -->
次のページから本文を続けます。pbr も同じ意味です。
紙面
段組・字数・行数・文字サイズ・本文幅・方向を、文書の途中から切り替えます。次のページから反映されます。
<!-- 紙面: 段組=2 -->
二段組に切り替える例です。一段に戻すときは 段組=1 を指定します。字数や行数もまとめて指定できます。
<!-- 紙面: 段組=2 字数=23 行数=36 -->
方向の切り替えも同じ命令です。方向=縦 は試験中です。
<!-- 改頁 -->
<!-- 紙面: 方向=縦 -->
段組の切り替えは改頁を伴うので、改頁と並べて書きます。
<!-- 改頁 -->
<!-- 紙面: 段組=2 -->
# 二段組の章
伸行
<!-- 伸行 -->
その位置からページ末まで行方向の空白を入れます。表紙や奥付で、著者名などをページ末へ寄せたいときに使います。伸行 は 伸行中 の別名です。
強度を使い分ける場合は、次の三つを指定します。同じページに異なる強度があると、最も強い伸行が空きを吸収します。
| 命令 | TeX相当 | 強度 |
|---|---|---|
<!-- 伸行小 --> |
\vfil |
小 |
<!-- 伸行中 --> |
\vfill |
中 |
<!-- 伸行大 --> |
\vfilll |
大 |
旧記法の <!-- 縦埋め --> と <!-- vfill --> も、互換性のため 伸行中 として読み込めます。
上浮抑制
<!-- 上浮抑制 -->
以降のページで、図表などのフロートが上に寄りすぎないよう抑制します。suppressfloats も同じ意味です。
段落字下げ・ぶら下げ
<!-- 段落字下げ:0em -->
<!-- 段落字下げ:2em -->
<!-- 段落字下げ: -->
以降の段落の字下げ量を変更します。空の値 <!-- 段落字下げ: --> で既定(1em)に戻ります。
<!-- 段落ぶら下げ:2em -->
<!-- 段落ぶら下げ:2マス -->
<!-- 段落ぶら下げ: -->
2行目以降の行頭位置(ぶら下げインデント)を指定します。
見出し番号の一時停止
<!-- 見出し番号:無 -->
## 謝辞
<!-- 見出し番号:有 -->
無 のあいだは見出しに章節番号を付けません。目次には載りますが、番号カウンタは進みません。有 で再開します。
類(様式クラス)の範囲指定
<!-- 類:文字中央 ゴシック 太め -->
表紙の題名
<!-- /類:文字中央 ゴシック 太め -->
類: で始まる命令は、対応する <!-- /類:... --> までの段落・行に CSS クラスを適用します。複数のクラス名をスペース区切りで書けます。
組み方
<!-- 組み方:切 -->
以降の段落を、禁則処理を切り詰め優先で組みます。<!-- 組み方:自動 --> で既定に戻ります。
分綴の局所指定
<!-- 分綴: play-ed pray-ed -->
<!-- /分綴: play-ed -->
段落をまたいで、分綴の例外語を追加・除去できます。分綴言語 も同様に <!-- 分綴言語: en-us --> 形式で使えます。
独自の行内記法
伸空
行の残余幅を等分する空きです。実記法は空要素の HTML タグです。
左寄せ要素<Fill></Fill>中央<Fill></Fill>右寄せ要素
| 命令 | TeX相当 | 強度 |
|---|---|---|
<Fil></Fil> |
\hfil |
小 |
<Fill></Fill> |
\hfill |
中 |
<Filll></Filll> |
\hfilll |
大 |
最強の伸空だけが残り幅を等分します。タグ名の大小は問いません。
固定幅空き(Skip)
伸空とは別に、幅を数値で指定する空きです。\hskip 相当です。
あ<Skip em="1"></Skip>い
em 属性に幅(em)を書きます。省略や不正な値では空きを入れません。
割り注
<!-- 割注:入 --> から <!-- 割注:切 --> までのあいだで、全角の普通文字だけからなる (…) を二行組(割り注)にします。対象外の括弧は通常組みのまま残し、警告は出しません。入れ子の括弧や、コード・ルビ・数式などの中は変換しません。
<!-- 割注:入 -->
本文(短い補足)を続ける。
<!-- 割注:切 -->
URL自動認識(超連結)
<!-- 超連結自動認識:入 --> から <!-- 超連結自動認識:切 --> までのあいだで、裸の通信プロトコル URL を行内コード化します。表示は書いたままです。初期は切です。
http/httpsは簡易紙面・本紙面・PDF でクリックできます。リンク先だけ Punycode/パーセントに調節します。ftp/smb/afp/onionなどはコード化のみです(リンク化はしません)。www.のみ、相対 URL、mailto/tel、javascript:などは対象外です。- フロントマターの
超連結認識プロトコルで、既定に加えて認識するスキーム名をカンマ/空白区切りで足せます。
<!-- 超連結自動認識:入 -->
参照: https://example.com
<!-- 超連結自動認識:切 -->
脚注(インライン)
本文の末尾に注を付けます^[脚注の本文です]。
注番号は出現したページの下部に表示されます。
後注(定義付き脚注)
GFM 形式の後注も使えます。
本文[^id]です。
[^id]: 後注の本文です。
索引エントリ
[[索引語]]
[[索引語|表示テキスト]]
[[かな@索引語|表示テキスト]]
[[...]] は索引に登録する語句です。| の右側が紙面上の表示になり、@ の左側で索引の並び順に使うかなを指定できます。
ルビ
HTML の ruby タグでルビを付けられます。
<ruby>編<rt>へん</rt>集<rt>しゆう</rt></ruby>
番号と相互参照
キャプションを [本文](種:標) と書くと、番号が自動で付きます。番号は種ごとに別々に数えられ、原稿中の登場順に 図1、図2……、表1、表2……、譜例1、譜例2……となります。種には 図 や 表 以外の任意の文字列も使えます。
図のキャプションは、画像とは別の行に [本文](図:ラベル) と書きます。

[システム構成図](図:構成図)
これは 図1 システム構成図 のように表示されます。画像の代替文  だけでは図番号は付きません。
表のキャプションは、対応する Markdown 表の直前に [本文](表:ラベル) と書きます。キャプションと表の間には空行を置けますが、別の段落やブロックは挟まないでください。
[主な機能](表:機能一覧)
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 自動組版 | 原稿をページに流し込みます |
| PDF出力 | 端末内でPDFを作ります |
これは 表1 主な機能 のように表示されます。
本文からキャプションを参照するときは <Ref> を使います。t にはキャプションの種、l には標を指定します。
全体の構成を<Ref t="図" l="構成図">図「システム構成図」</Ref>に示します。
主な機能は<Ref t="表" l="機能一覧">表「主な機能」</Ref>を参照してください。
t と l の両方がキャプションの種と標に一致すると、タグ全体が実際の番号(図1、表1、譜例1 など)に置き換わり、キャプションへのリンクになります。参照はキャプションより前に書いても解決されます。参照先が見つからない場合は、タグ内の 図「システム構成図」 などを表示したまま、どこでもんじょ上に警告が表示されます。
タグで挟んだ文字は、Obsidian(オブシディアン)など、どこでもんじょ独自の相互参照を解釈しない Markdown 編集環境で原稿を開いたときの表示にも使われます。そのため、別の編集環境でも 図「システム構成図」 のように参照内容を適切に読めます。
参照しないキャプションでは、[概念図](図) や [測定結果](表) のように標を省略できます。番号は付きますが、<Ref> からは参照できません。同じ種と標の組み合わせは原稿内で重複させないでください。種が異なれば、同じ標を使えます。
図表以外も同じ方法で採番・参照できます。
[主題](譜例:sample)
この旋律は<Ref t="譜例" l="sample">譜例「主題」</Ref>を参照してください。
これはキャプションが 譜例1 主題、本文中の参照が 譜例1 と表示されます。
創作漢字(グリフウィキ)
<GW c="u2ffb-u96e8-u2ff0-u2e80-u2e80">[激しい雨]</GW>
c 属性にグリフウィキのコード列を指定します。
下線・span 装飾
<u>下線付き</u>
<span class="赤 細め">赤字の細字</span>
ブロック単位の独自記法
フロート(図・表の浮き配置)
<!-- 浮 位置="上" style="text-align: center;" -->

[図のキャプション](図:構成図)
<!-- /浮 -->
<!-- 浮 --> … <!-- /浮 --> で囲んだ部分は、ページ上部または下部に浮き配置されます。
位置…上,下,htbpなど(TeX の浮き体に近い指定)style…text-align: center;など- キャプション …
[本文](種:標)(例:[主題](譜例:sample))
float / /float は 浮 / /浮 の別名です。
図版の純粋回り込み
<!-- 回込 側="末" 幅="12字" -->

[図のキャプション](図:構成図)
<!-- /回込 -->
<!-- 回込 --> … <!-- /回込 --> で囲んだ部分は、原稿の位置に置いた図または表の横へ本文を流します。浮き(<!-- 浮 -->)とは別物です。
側…頭または末。省略したときは末幅… 省略したときは行長の半分。本文との間は1字
初版は単段横組です。二段組では全幅へ落とします。縦組は未対応です。
目次ブロック
<div class="目次"/>
フロントマターの 目次深さ に従って、目次を自動生成します。深さを個別に指定する場合は data-depth="2" を付けます。
索引ブロック
<div class="索引"/>
原稿中の [[...]] から索引を生成します。
後注一覧
<div class="後注"/>
後注([^id]: 形式)の一覧を出力します。
HTML ブロック
<div> や <span> を使った HTML ブロックで、Markdown だけでは難しいレイアウトを書けます。
<div class="文字右">
令和8年6月20日
</div>
見出し番号
# 見出しには、既定で章節番号が自動付与されます。
# 章 → 第1章 章
## 節 → 1-1 節
### 項 → 1-1.1 項
番号の書式はフロントマターの h1番号様式 などで変更できます。謝辞や参考文献のように番号を付けたくない見出しには、<!-- 見出し番号:無 --> を使います。
書き出し
| 形式 | 内容 |
|---|---|
| Markdown | 原稿そのもの(.md)。設定・様式もフロントマターに含まれる。Ctrl/Cmd+S |
| HTML | 組版済みの紙面を再現した HTML |
| 頁付文字列 | .md。タグ付き PDF と同じ構造群の読順。柱・ノンブルは含めない |
| docx | 構造書出。見た目再現はしない。数式は Word 数式/OMML。画像は media 埋め込み。ページ数上限なし |
指定判型の組版結果(クライアント完結。htmlpdffront / htmlpdf) |
|
| タグ付きPDF | 設定の「タグ付きPDF」を入にすると、見出し・段落・図・内部リンクの文書構造タグを付与(既定は切。柱・ノンブルは本文の読み上げ対象外。PDF/UA 適合表明ではない) |
仕上がりの配布は PDF を主とします。原稿を他のツールでも開きたいときは Markdown、構造だけ欲しいときは頁付文字列や docx を使います。docx は見た目の再現ではありません。
一発(URLから紙面化)
公開されている Markdown の URL を渡すと、編集せずに紙面と PDF を作れます。これを 一発 と呼びます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| パス | /1 |
| 取得 | 許可ホストの Markdown を markdown-proxy 経由で取得 |
| 画面 | 紙面・組版設定・PDF は通常のアプリと同じ |
| ないもの | 編集器、原稿の管理、ブラウザ内(IndexedDB)への保存 |
| 処理 | 組版と PDF 化は閲覧器の中で行う(サーバの PDF API ではない) |
画面の案内は使い方にもあります。
さらに詳しく
よく使う命令の早見は記法の対応表(早見)にあります。
上記はよく使う記法の抜粋です。数式・表組み・欧文の分綴・フロートの細かい配置指定など、より高度な組版機能も備えています。実際の原稿では、編集画面のプレビューを見ながら調整するのがいちばん確実です。