和音記号(島岡式)
島岡式の和音記号を、キーボード入力で書くための書体 Shimaoka-Harmony-Font(和音記号簡易書体、版 1.1)を使います。完全な設計ではなく、美しく印字できない和音もありますが、おおよその記号はそれなりの品質で印字できます。
書体はどこでもんじょに入っています。原稿に <Waon k="鍵の並び">代替表示</Waon> と書くと、紙面と PDF に和音記号が出ます(書き方は下の「どこでもんじょで書く」)。ほかの音楽の記号は音楽にまとめています。
試し書き
原稿に書くと:
下の表や組み合わせ例の字の枠をクリックすると、その鍵の並び(または <Waon> 記法)がコピーされます。ここに貼り付けて試せます。
「文字幅」で、各文字の幅の表示・非表示を切り替えられます(点線の枠が1文字ぶんの幅)。
入力の基本
- 上付き文字は、その下に来る文字の前に入力します(転回数字なら 7 や 9 の前)。
- 間隔はスペース鍵または , で調節します。それぞれの幅は下の「間隔」の表で確認できます。
鍵対応表
組み合わせ例
鍵を打つ順番どおりに書いています。字の枠をクリックすると、その鍵の並びがコピーされます。枠の下の鍵と説明は、ふつうに選んでコピーできます。
基本の順番は 変位記号 → 音度 → 内部調 → , → 転回数字 → 下付き数字 です(例 bg,,,,,,,,,1U)。転回数字は 7 や 9 の真上に置くので、下付き数字の直前に打ちます。下付き数字がないときは、音度の右上に来ます(q,,,,,1)。
下付き数字や付加音(: ;)は、そのまま打つと音度記号に重なります。, で、転回数字も音度記号にかからないところまで離してください。必要な数は下の表のとおりです。, が多くなるときは、スペース1つを , 3〜4個の代わりに使えます(例 t, ,1, ,@)。斜線のあとは , なしで離れます(転回数字だけを付けるときは , 1個: w?,1)。数は字の大きさが変わっても同じです。
未対応のもの
- 上付き数字の下方転位
どこでもんじょで書く
原稿には、鍵の並びを k に入れて次のように書きます。
属七は<Waon k="t,,,,,,,,,U">V₇</Waon>、根音省略の属九は<Waon k="t>O">V₉(根音省略)</Waon>です。
紙面では: 属七はt,,,,,,,,,U、根音省略の属九はt>Oです。
| 部分 | 意味 |
|---|---|
<Waon … </Waon> | 和音記号を一つ書く囲み。waon のように小文字でも読みます |
k="…" | 鍵の並び(必須)。上の表の鍵をそのまま書きます。スペースもそのまま書けます。空や書き忘れのときは和音記号にならず、代替表示が普通の本文として出ます |
f="…" | 書体(任意)。省略すると Shimaoka-Harmony-Font |
| 囲みの中 | 代替表示。どこでもんじょの紙面には出ず、GitHub・Obsidian などほかの Markdown 閲覧器ではこちらが見えます(鍵の並びは見えません) |
kの中では > ? & ' [ などもそのまま書けます。&のような実体参照は復号せず、文字どおり鍵として扱います。- " は
kの中に書けません(書体にも " の字形はありません)。改行も書かないでください(書いた場合はスペース1個として扱います)。
音楽パレットから入れる
編集画面の道具帯にある音符のボタン(音楽記号)を押すと、音楽パレットが開きます。
- パレット上部の書体切替で、t,,,,,,,,,U の見本が描かれたボタン(Shimaoka-Harmony-Font)を選びます。
- 「雛形」に並ぶ和音のボタンを押すと、
<Waon k="…">代替</Waon>がカーソル位置に入ります。雛形は I・IV・V・V₇・V₉・根音省略の V₉・II₇・I¹・I²・V₇ の第1転回・IV の付加6・V調の V₇・斜線付きの II です。 - 入った直後は
kの値が選ばれた状態なので、そのまま鍵を打ち替えれば別の和音にできます。代替表示も合わせて直してください。
最後の k="" のボタンは空の雛形で、k の中にカーソルが置かれます。文字を選んでから押すと、その文字が代替表示になります。
組まれ方
- 一つの
<Waon>は分けない一つの塊として組みます。途中で改行せず、両端揃えでも字間を伸び縮みさせません。長い和音の連結は、いくつかに分けて書くこともできます。 - 記号の墨(実際に描かれる部分)が大きくはみ出す和音は、隣の字に重ならないよう幅を取ります。
- 縦組では、一塊の幅が本文の1字分以内なら正立(縦中横と同じく1字の枠に収める)、1字分を超えるときは横に倒して組みます。
- PDF にも書体を埋め込み、画面と同じ位置に出ます。PDF から文字をコピーすると、代替表示ではなく鍵の並びになります。
別の書体を使う
f に書体名を書くと、鍵割当の違う別の和音書体や、版違いの書体を使えます。既定以外の書体は、書体ファイルを一時品タブに置き、CSS の @font-face でその書体名を使えるようにしてから指定します。既定の書体以外では、墨のはみ出しに合わせた幅の調整はしません。
<Waon f="Shimaoka-Harmony-Font" k="q,,,,,1">I¹</Waon>
全文字一覧
キーボードで打てる文字(ASCII)をすべてこの書体で表示したものです。表にない鍵の字形もここで確認できます。
書体は 2026/10/21 に修正(版 1.1)。制作著作・合同会社ツチヤ諧調研究所 全権所有